こんにちは!鈴木克人です。
今回は、コントラバスのような楽器って人によって向き不向きや、相性ってあるのか?と考えられている方へ向けての記事です。
コントラバスの向き不向きって本当にあるんでしょうか?
その点について見ていきたいと思います。
もしコントラバスってどんな楽器?とコントラバス自体を知らない方は、下記の記事から読んでみて下さい。
併せて読みたい>>コントラバスって何?
楽器に向き不向きってあるの?
まず最初に楽器を弾く際に向き不向きってあると思いますか?
実は、楽器も性格や身体的特徴で、合う合わないがあるんです。
例えば、手がとても大きい男性の方がフルートやハープのような繊細な楽器を弾くのはちょっと難しいですよね。ほとんど方が、肺活量を使うトロンボーンや迫力のあるパーカッションなど大きな楽器を弾いています。
ピアノなんかは、少し練習すればメロディーを出すのは簡単です。ですが、バイオリンなど綺麗な音色を出すことが難しいと言う楽器もあります。そう言った楽器を弾く場合は、忍耐力が必要になってきますよね。
コントラバスは特に大きな楽器ですので、小柄な人や女性でも弾けるのかなとか、いつも演奏の時は後ろの方にいて、低音を任されていて地味そうだなと思われる方もいらっしゃるかと思います。
それでは、まずはコントラバスに向いている性格ってどんな性格なんでしょうか?
コントラバスに向いてる性格
コントラバスに向いてる性格ってあるんでしょうか?
まず、コントラバスが担当しているのは低音パ-ト、音楽の土台を作ります。
更に言えばリズムの面では音楽の推進力を作り出しています。
これは、どんな音楽でもそうですが、特にJAZZのベースを聴くと良く分かると思います。
以下はJazzのベースラインを私が弾いたものです。
音楽が前に進んでいく感じがしませんか?
しかし、この二つの大きな役割は決して表立って目立つものではありません。
この音楽の土台作りがどれだけ重要かを一般のリスナーに理解してもらうのは難しいので、たまに「ベースって聞こえない」とか「存在感が無い」とか言われる事もあります。
でも、音楽の土台となるのでとっても大切なパートなんです。
と言うことは、この土台作りを黙々とこなせる忍耐力が有り、裏方に徹するのが好き、正に縁の下の力持ちタイプの人がコントラバスの演奏に向いているのです。
常に注目を集めたい人、目立ちたい人はコントラバスを選ばないと思います。
併せて読みたい>>吹奏楽にコントラバスが要らないなんて嘘!?プロが伝えるコントラバスの重要さ。
縁の下の力持ちのコントラバスも時には二面性が必要?
先ほど、コントラバスは音楽の土台作りがその役割とお伝えしましたが、
コントラバスにもソロの曲が沢山あったり、Jazzの演奏では、一曲の中でソロがまわってくることが多くあります。
縁の下の力持ちとして黙々と仕事をこなせる性格も重要ですが、
いざという時に表に出られる、そんな事もまんざらでもない、そんな二面性を持っている性格の持ち主の方にも向いていると言えるでしょう。
例えばどんなソロの部分があるのかと言うと、こちらに私が弾いたJazzのベースソロの一例をお聴きください。
Jazzでは曲中にこういったソロを弾く場面が少なくありません。
と言うわけで、縁の下の力持ちだけでなく、表に出ることも躊躇しない、そんな方にも向いています。
コントラバスの身体的な向き不向き
皆さんご存知のように、コントラバスは大きな楽器ですので、当然ながら身体が大きい人に有利なります。
特に外国の方で、身体も手も大きい方が演奏しているのを見るとコントラバスの様な大きな楽器もとても簡単に扱えそうに見えます。
しかしコントラバスが大きい楽器といっても、その大きさは実は色々あるの皆さんご存知でしたか?
フルサイズ(大きなもので200cm位の物も有ります。)の大きなものから2分の1の小さな楽器も有ります。
身体が小さな方や、女性でも自分に合ったサイズを選べば体の負担になりません。
という訳で、身体的な向き不向きは全く無い訳では有りませんが、それは自分に合うサイズを見つける事である程度カバーする事が出来るんです。
ですので、女性であったり、小柄な方、またはある程度年齢の言った中高年の方でも弾くことのできる楽器となっています。
まとめ
いかがでしたか?コントラバスに向いている人向いていない人についてもう一度おさらいです。
コントラバスが向いている人は、性格的には、
身体的には、
しかしながら、コントラバスには身体の小さな方や女性の方でも大丈夫なサイズがあるので、必ずしも身体の大きな人が向いている訳ではありません。
ですが、大きな楽器の持ち運びがありますので、体力はあったほうがいいです!!
もちろん目的やご自身の目指す所は違いますので、個人差はあります。
もしあなたがコントラバスを演奏している方、これから習おうかなと思っている時に、自分にその楽器が合っているのかどうかの目安になってくれれば幸いです。
また今コントラバスを習おうかどうか悩んでいる方がいらっしゃいましたら、是非、実際に楽器に触れてみてください!
文章だけ読んでいても伝わらない所はたくさんあります!
また、ここに挙げた性格の持ち主じゃなくても、やってみたい!というチャレンジ精神がある方も大歓迎です。
弾いてみるとこの低音の魅力にどっぷり浸かること間違いなしです。
もしこれを読んで、コントラバスの事を少しでも気になった方は、当教室の案内も是非ご覧になってみてください。
すでにコントラバスを習っていて、集中的に演奏の技術を上げたいという方はこちらをご覧になってください。