こんにちは!コントラバス奏者の鈴木克人です。
このBlogではコントラバスにまつわる疑問や、よくある質問、お悩み等にお答えしています。
今回は、コントラバスって何?という疑問について綴って行こうと思います。
そもそも、コントラバスって何?
コントラバスって何?皆さんあまり馴染みの無い楽器かも知れません。
ですが、何処かで一度は目にした事があるのではないでしょうか?
例えばクラシックのオーケストラの後ろの方、大きなバイオリンの様な楽器がいるのを見たことが有りませんか?
吹奏楽でもやはり後ろの方にいますね。
またJAZZのバンドを見たことがある方はピアノやドラムと並んで演奏しているのを見たことがあるかもしれないです。
チェロと良く間違われますが、大きさはチェロより遥かに大きいです。
色々な呼び名があるんです
呼び名も色々有ります。
コントラバスはもちろん、英語ではダブルベース、JAZZ系の人はウッドベースなんて言ったりします。
でもこれらは全て同じ楽器なんです。
バイオリンの仲間?
楽器の形状はバイオリン等に似ていますが、実はルーツは別で、コントラバスはビオラダガンバという楽器を起源に持ちます。
一見、兄弟の様に見えますが、バイオリン属とは違った起源になります。
バイオリン、ビオラ、チェロは5度の音程で調弦 しますが、コントラバスは4度の音程で調弦するのも大きな違いです。
こんなところにバイオリン属との違いが表れています。
どんな音が出るの?
見ての通り大きな楽器ですので、主に音楽の低音部分を担当します。
基本的には弦は四本、どの位の音域の音が出るかというと、エレキベースの音を想像してみたら分かり易いかもしれません。
エレキベースの音はコントラバスの音を電気的に出すように生まれた楽器ですので、音域、弦の調弦、音を出すポジション等構造的に似ている部分もあります。
どうやって弾くか?
先程構造はエレキベースと似ていると書きましたが、奏法は大分違う部分もあります。
一番の違いは弓(アルコ)を使って演奏することです。
皆さんはバイオリンの弓は見たことがあると思います、それに似た作りですね、 簡単に言うと木の棒(ペルナンブコと言う木)に馬の尻尾の毛が張られています。
それに松脂を付けて引っ掛かり付けて音をだします。クラシックではこの奏法を多く使います。
弓以外では指を使って弦を弾く奏法が有ります。
JAZZやポピュラー音楽ではこの奏法が多いです。
エレキベースと同じ様な奏法ですね。
併せて読みたい>>初心者必見!コントラバスの弾き方講座①ー意外と大事な左手のフォームについてー
併せて読みたい>>ジャズ初心者のためのコントラバス弾き方講座②ー右手のピチカートのフォームと綺麗な音を出すコツについてー
まとめ
いかがでしたか?コントラバスって何?という疑問、少しは解消されたでしょうか?
ここに書いてある事はほんの入口です。
もしもっと興味を持って頂いたり、実際に楽器を見てみたい、触れてみたいという方は当教室の案内もご覧になってみてください。